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Apple Iがオークションで5000万円以上で落札!

Apple_I.jpg

去年の記事になりますが、アップルコンピュータの第一号機の「Apple I」がオークションにかけられ、63万ドル(約5280万円)で落札されてたんだとか!
動作可能とはいえ、こんなにも高値がつくのは驚きですね。
オークションにかけられたApple Iは、モニターやキーボード、カセットテープインタフェースなどワンセット揃っており、マニュアル類も付属しているそうです。

アップルコンピュータのと云えば、OSも独自開発のオールインワンタイプのコンピュータ製品をアピールしてますが、このApple Iは60個以上のチップを実装済みの「回路基板」として販売されたもので、写真でよく見る木箱の外装は顧客のお手製で、キーボード、ケース、トランス(レギュレータはオンボード)を自分で用意して組み立てなければならならず、カセットテープインタフェースについては75ドルの別売りで用意され、拡張スロットに挿して使用したんだとか。
オールインワンタイプになったのは、Apple IIからだそうです。

以下、記事と情報


●Apple Iの動作品がオークションにかけられ5000万円以上で落札

Record_Breaking_Price_Auction.png

2012年12月15日 00時00分12秒

アップルコンピュータが1976年に送り出したコンピューター「Apple I」がオークションにかけられ、63万ドル(約5280万円)の値が付きました。事前予想では15万ドル~25万ドル(約1260万円~約2100万円)ほどだろうと考えられていましたが、2倍以上の値が付いたことになります。

Buyer Pays $630,000 For Apple Computer - Business Insider
http://www.businessinsider.com/apple-i-computer-auction-2012-12

Record Breaking Price Paid At Auction For First Apple Computer - But This Collector Owns Two Of Them!
http://www.classiccomputing.com/CC/Blog/Entries/2012/12/10_Record_Breaking_Price_Paid_At_Auction_For_First_Apple_Computer_-_But_This_Collector_Owns_Two_Of_Them!.html

1974年4月にインテルがマイクロプロセッサ8080(i8080)を発表したのを受けて、12月にi8080を搭載した世界初のパーソナルコンピューター「Altair 8800」が発売されました。

これを見たスティーブ・ウォズニアックは、i8080を使うよりもMOS 6502を使った方が安く簡易にできると考えて、1975年に「Apple I」を完成させました。アップルコンピュータはこの後継機種である「Apple II」で大成功を収めたため、Apple Iのほうがレアといえばレアということになります。

今回、オークションにかけられたのはこのApple Iで、実際に動く品。とはいえ、ここまでの価格になるというのは、実際にApple Iを2台所有(1台は動作可能)しているコレクターのDavid Greelish氏も想像していなかったとのこと。

今回の結果まで含めた過去の落札価格ランキングはこんな感じになります。

◆第1位:63万ドル(49万1868ユーロ、約5280万円)
2012年11月、BREKER(ドイツ)のオークションにて落札

◆第2位:37万4500ドル(約3000万円)
2012年6月、サザビーズのオークションで落札。これより前にイーベイで出品されていた品(下記A)。

◆第3位:21万2267ドル(13万3250ポンド、約1800万円)
2010年11月、クリスティーズのオークションで落札。これより前にイーベイに出品されていた品(下記B)

イーベイで落札された品を新しいものから並べるとこんな感じ。ここから転売された品が2つあります。
2012年6月:7万5600ドル(約633万円)
2010年9月:2万2766.66ドル(約191万円)/のちサザビーズへ、A
2010年3月:4万2766ドル(約358万円)
2009年11月:5万ドル(約419万円):のちクリスティーズへ、B
2009年9月:1万7000ドル(約142万円)


今回落札された品はまさにコレ


Original »Apple 1 Computer«, 1976; 24 November 2012 – Auction
http://www.youtube.com/watch?v=4l8i_xOBTPg

apple_I_Auction-1.jpg

apple_I_Auction-2.jpg
基板に「Apple Computer 1」の文字 

apple_I_Auction-3.jpg

apple_I_Auction-4.jpg

記事URL
http://gigazine.net/news/20121215-apple-i-auction/



関連動画


My working original 1976 Apple I - finally I got it to run - Apple 1 in 2012
http://www.youtube.com/watch?v=ysMfjU--h8U


Apple Iはどの様な製品だったのかというと、こんな感じ
 ↓

apple-1-front.jpg

Apple社が作った最初のコンピューターであるApple Iは、1976年にわずか200台が生産され、販売価格は666.66ドルだった。マザーボードは、スティーブ・ウォズニアックと創業時の従業員の手作業で、ひとつひとつ組み立てられたものだ。

現存しているApple Iは50台であり、そのうちいまでも動くものは6台しかないと見積もられている。Apple Iには、もともとモニターやキーボードは含まれていない。

[Apple Iには筐体が無く、キーボード、ケース、トランス(レギュレータはオンボード)を自分で用意して組み立てなければならなかった。文頭の写真はそうして組み立てられたもののひとつ。カセットテープ・インターフェースについては別売りで用意され、拡張スロットに挿して使用した]

Apple Iは、8KBのRAM、1MHzの8ビットCPU『MOS 6502』を搭載していた。

レヴューサイト『Tom’s Hardware』によると、Apple Iには『APPLE-1 OPERATION MANUAL』という操作マニュアルのほかに、ユーザー・マニュアル『PRELIMINARY APPLE BASIC USERS MANUAL OCTOBER 1976』が付属していたという。

参考:『Apple I』とともに落札された「19歳ジョブズのメモ」
http://wired.jp/2012/06/18/apple-1-motherboard-auctioned-off-for-374500/


なぜ現存数がたったの50台なのかというと、「Apple I - ウィキペディア - Wikipedia」にこう書かれてありました。

Apple I について顧客からの質問に応えサポートできる人間はウォズニアックだけだった。そのためアップルは Apple I オーナーに Apple II のディスカウントや Apple I の下取りなどを提供して Apple I から Apple II へ乗り換えさせた。アップル社は回収した Apple I を全て裁断して廃棄した。このため現存する Apple I は非常に希少である

Apple_1_Advertisement_Oct_1976.jpg
Apple I の紹介広告

Jobs-Woz-Apple-I.gif
Apple I の基盤を持つSteve JobsとSteve Wozniak。

Apple2.jpg
Apple II




Steve Jobs presenting the first Mac in 1984
http://www.youtube.com/watch?v=8bepzUM1x3w


Appleの製品進化がよくわかる3分の動画


Evolution of Apple
http://www.youtube.com/watch?v=KvdVhl4FlEc&hd=1






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