ブルー・マンデー銃乱射事件

逮捕時のブレンダ・スペンサー
ブルー・マンデーと云うと、月曜日が嫌いなだけで起きた、アメリカの16歳少女による銃乱射事件をいつも思い出しちゃいます。
犯人の少女が逮捕後に、「理由なんてないわ。ただ退屈だっただけ。月曜日は嫌いなの。(I just started shooting, that's it. I just did it for the fun of it. I just don't like Mondays)」と、およそ犯行理由にもならない言葉が印象的です。
どんな事件かというと、1979年1月29日、カリフォルニア州サンディエゴで、16歳の誕生日に父親からライフルをもらったブレンダ・スペンサー(Brenda Ann Spencer, 1962年生まれ)が、月曜日の朝、道路を挟んで家の向かいのクリーブランド小学校に登校していた児童を手当たり次第に射撃し、児童8名と警官1名が負傷、校長と用務員は死亡させた。ライフルの発砲は長い時で20分間も続いたという。
25歳時のレンダ・スペンサー。逮捕後なのにおしゃれな恰好してます。
6時間に及んだ犯行後、ブレンダは誰を狙ったのかという質問に、「誰でも良かったの。赤と黒のジャケットの子が気に入ったから撃った」と言い、上記の犯行理由のほかに、「理由なんかなかったわ。面白かったんだもの」、「池でカモ猟をしているみたい」、「小学生たちは牛の群れみたいで、簡単に狙えたわ」など語っています。
ブレンダは殺人罪と武器を用いた暴行罪の2罪について罪を認めるも後悔の念が見受けられない為、25年以上の終身刑が言い渡された。現在、チノ (Chino) のカリフォルニア女子刑務所 (California Institution for Women) に服役。
2005年にブレンダは、「事件当時は酒に酔い、PCP(フェンサイクリジン/phencyclidine。現在、人体への使用は禁止されている麻酔薬で、幻覚剤として乱用され、今も問題視されている)を飲んでいて正気でなかった」、「子供の頃に父親から性的虐待を受けていた」、州と検事が共謀して薬物検査の結果を隠蔽した発言してます。
犯行理由が理解不能な事件だけに、なんとも言い表せない不気味な事件です。
カリフォルニア女子刑務所の番号札を持つブレンダ。
事件を検証した映像。
I Don't Like Mondays Part 1
http://www.youtube.com/watch?v=fZ67srYZf6g
I Don't Like Mondays Part 5
https://www.youtube.com/watch?v=lIeIu_xonAo
ブレンダ・スペンサーの事件とは関係ありませんが、こんな記事も…。
「なんとなくユウウツな「ブルーマンデー症候群」は月曜で終わっていなかった! 木曜まで続いているらしい」
http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20120823/Rocketnews24_242265.html
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